DIY Linear Tracking Tonearm
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カウンターウェイトとして岩田製作所のステンレス製のセットカラーを使用することにしました。
大きいのが内径8mm、外径18mm、厚さ10mm、小さいのが内径8mm、外径16mm、厚さ8mm。 重さを量ってみると、大きいのが14.8g、小さいのが8.9gでした。 アームには大きいのが取付けられており、この画像の状態(スタイラスなし、配線なしの状態)で計測すると52gでした。 ![]() SAECのWE308Lと比べてみると、同じアームとは思えないほど大きさが異なります。 みすぼらしい。 ![]() ところで、今回の目標はWE308Lに負けない存在感や精密感を得ることなのです。 ![]() 仕上げはこれから。 ![]() リニアトラッキングアームと付き合ってみて気付いたことは、調整が非常に容易だということ。 アーム部分のeffective lengthを変更!した場合でも、支柱部を若干回転させるだけで調整できてしまう。 さらに、その調整と同時にアーム部分の高さ調整も行うことができる。 これが何を意味するかというと、異なる長さの、異なる高さのアーム部分が同じ支柱部において共存できるということだ。 S字型のアーム部分とストレート型のアーム部分を選択できるタイプも過去に存在したが、アーム部分のeffective lengthは同じだ。 また、このようなタイプでもウェイト部分が共通であるため、アーム部分全体の実効質量をカートリッジのコンプライアンスに完全に対応させることはできない。 今回のアームは、リニアトラッキングアームの上記のような利点を生かすために、2本のアーム部分を1つの支柱部分に設けることにした。 1本はリニアシャフト上に配置され、もう1本は支柱部の反対側に突き出したリニアシャフトに引っ掛けてある。 2本のアーム部分は選択的にリニアシャフト上に配置され使用される。 とは言うものの、支柱部の反対側に引っ掛けたもう1本のアーム部分をどんな具合に保持するのか? 口先だけのオーディオ評論家(映画評論家と同じようにもはや不要)とは異なり、自作派はこういう地味な問題を一つ一つ解決してゆかなければならない… 使用するのは、三好パイジョンのLJ200、長短2つの8mmパイプ、長さ80mmのM5ネジ、そして2mm厚のアルミ板で作ったストッパ。 ![]() ストッパを通したネジにビニールテープ(その1)を巻きます。 このビニールテープにより、長い8mmパイプがカタカタしません。 ![]() ネジをLJ200に取付け、やや間隔を空けてビニールテープ(その2)を巻きます。 このビニールテープにより、短い8mmパイプがカタカタしません。 短い8mmパイプはリニアシャフトで作動する1本のアーム部分のアームレスト、そして、長い8mmパイプは支柱部の反対側に引っ掛けたもう1本のアーム部分のアームレストになります。 間隔を空けてビニールテープを巻いてあるため、このネジを緩める場合でもビニールテープをはがす必要はありません。 なお、画像にはありませんが、長短2つの8mmパイプの下方には適当な長さのフェルトを貼りました。 ![]() なんとなくソユーズ宇宙船に似てるなぁ… ![]() 三好パイジョンのPE200、PL601などのアルマイトを剥離するためにパイプユニッシュに浸す。 真っ黒になったらパイプユニッシュから引き上げ、1500番の耐水ペーパーをかけ、ピカール(金属用研磨剤)で仕上げる。 なお、SF2で使用予定のPG601は黒くならなかったけど、ちゃんと剥離してました。 不思議だね。 ![]() 今回は250mmのリニアシャフトを使用しました。 いつものように表面をピカールで研磨しました。 どの程度研磨すればよいかと言えば、これは表面がハードクロームメッキのように黒光りするまで。 だいたい5時間~6時間程度の手作業による丁寧な研磨作業ですから、たいしたことはありません? ![]() .
奥の2つは失敗作。
6mmパイプと8mmパイプを接着する際に、接着剤の量が多すぎました。 このため、8mmパイプ内において6mmパイプの内部の穴がはみ出した接着剤によって封鎖されてしまった。 う~む。 手前の2つは作り直したもの。 ![]() 接着剤はボンドのクイック5という2液混合のエポキシ樹脂系接着剤。 爪楊枝の先端を使って、ほんの少量を塗布するのがコツ。 硬化するとカチンカチンです。 接着の際には、目安となる線を描いた紙を使用して、ヘッドシェル部と6mmパイプの位置決めをしました。 へっぽこDIYですから工作の最中に計画変更になることが多々あります。 今回はドリルのチャックに固定し回転させたパイプにヤスリを斜めに当てると、傾斜面をつけることが出来ることに気付きました。 無骨な雰囲気が和らぎます。 8mmパイプの長さは88mmに延長。 ![]() 上の画像の68 hollowが今回製作したアーム。 hollowは中空、solidは中身が詰まっているという意味です。 68 solidは、直径6mmアルミ棒を使用するタイプ。 内部配線が出来ないため、細く輪切りにした熱収縮チューブにより外部を這わせたリード線を固定することを考えています。 68 hollow2は、6mmパイプの延長と前端部の封鎖用4mmアルミ棒を長くしたもの。 68 hollowを試し、もっと重くても大丈夫そうだと判断した場合には、こうしたアームを製作しようと思っています。 ![]() デザインもいろいろと考えてみる。 ![]() 設計図と微妙に異なるのは根性が足りないから… ![]() 68が、ややくどいか。 ![]() 先端を斜めに削ってみました。 アルミの細工は、時間がかかるけどおもしろい。 ![]() ※再生紙を使用しています。 .
お久しぶりのDIY Tonearmシリーズです。
AT-DS3/G YLの黄色いヘッドシェルとリニアブッシュのLM4Lを使用した試作アームを約3ヶ月使用しました。 問題点は以下の2つ。 まず、リニアシャフトに塵がついたりリニアブッシュの内部に塵が侵入すると、ミストラッキングを生じるということ。 それから、水平方向(移動方向)の感度が鈍く、未だにAT-DS3以外のカートリッジを使用する気持ちになれないということです。 しかし、一応実用になりますし音質的な問題もないので先に進みたいと思います。 いろいろなことを試しているうちに問題解決の糸口を見つけることが出来るかもしれません。 ![]() 今までの試作アームに黄色いヘッドシェルを利用したのは、リニアブッシュの作動実験がメインであり、ヘッドシェル部分の工作を考えている余裕がなかったから。 今回はヘッドシェル部分も作ってみたい。 まだ計画段階というか、極めて低レベルの工作技術で製作できるのか不安です。 上が6mmシャフトと8mmシャフトを組み合わせたタイプ。 下が8mmシャフトだけのタイプ。 どちらにしょうか。 う~む。 ![]() 68タイプ用の部品の製作。 いつものようにカナノコを使用してモタモタゴリゴリと切断。 直径8mm(厚さ1mm)のアルミパイプの長さは約80mm。 直径6mm(厚さ1mm)のアルミパイプの長さは約125mm。 ヘッドシェル部は20×15×3mmのアルミ平板。 それから指掛けは、20mm×15mmのL字型アルミアングル材(厚さ2mm)を約7mmの幅で切断。 その切断の前に15mmの板を長手方向に7mmほど切り込んでおきました。 指掛けはもうちょっと細くしよう。 パイプの端面処理に電動ドリルを使用することを思いつきました。 ドリルのチャッキングを利用してパイプを固定。 このときパイプにビニールテープを巻いておくと傷がつきません。 ドリルでパイプを回転させながらヤスリを当てるだけ。 轆轤の要領。 パイプ端面内側も細く折った紙やすりを突っ込む。 こういうやり方は知られているのかも。 ま、そんなことはどうでもいいか。 綺麗に仕上がるし、楽。 ![]() 仕上げが終わった68タイプの各パーツ。 直立している直径8mmパイプの小穴は、アース線を絡げるためのもの。 横たわっているのは直径6mmのパイプ。 そして、作り直して幅5mmと細くなった指掛けとヘッドシェル部。 ![]() ![]() 指掛けはカートリッジの取付けボルトと共締めになっているため、そのまま取付けるとボルトを中心にしてクルクル回転してしまいます。 そこで指掛けには段部を作りました。 この段部がヘッドシェル部の角部分に当たるため、指掛けはしっかりとヘッドシェル部に固定され、クルクル回ったりしません。 ![]() 6mmパイプの前端側には、直径4mm、長さ10mmのアルミ棒が挿入されています。 このアルミ棒は2液式のエポキシ樹脂系接着剤により接着。 接着剤の硬化後、6mmパイプの後端側をドリルのチャックに取り付け回転。 6mmパイプとアルミ棒の端面が平坦になるようにヤスリで加工しました。 荒らしてある部分はヘッドシェル部上面との接着面となります。 小穴はリード線導入用。 .
LM4Lのショートアーム(パイプ長15cm)は合格。
でも、リニアシャフトに付着している塵のせいかミストラッキングをすることがあります。 そういうときは、ミシン油を染ませたティシュでリニアシャフトを拭き取ります。 このLM4Lのままでいいかなぁと思ったのですが、PE200の下端部が下方に出っ張っているのが気になります。 そこで、購入したものの使っていなかったPF600を使用したショートアームを作ってみました。 ![]() PF600の穴の直径は10mmなのでLM5Lを使用。 また、パイプは10mm径、長さ15cmのものを使用し、裏側に大きめの穴を開け2本のネジでPF600に固定しました。 アーム全体の重量は62gとなり、LM4Lを使用したアームよりも7gほど重くなりました。 ![]() こんな具合にレコード面側に出っ張りが無くなりました。 ![]() ![]() 5mm径のステンレス製リニアシャフトもピカールで磨き直し、完璧だねっ!と思ったのですが、不思議と滑りが悪いのです。 頻繁にミストラッキングをします。 あれこれ調整しているうちに気付いたのはPF600の3本のネジの締め具合。 どうもネジを締めすぎるとPF600が変形、さらに、LM5Lまでもが微妙に変形してしまうようです。 締め付けを軽くするとやや滑りは良くなりましたが、どうもLM5Lが変形してしまったようです。 う~む。 偏心させるとまともにトラッキングしないので、ノーマルの位置で再生。 LM5Lのアームは、ミストラッキングが気になり、取り外し、LM4Lのショートアームを復活させました。 このLM4Lのショートアームが、とりあえずの終着点になるような気がします。 今日買ってきた300円のLP、ボロディンの交響曲全集、CBS SONYのサンプル盤。 ジャケットはサインだらけ。 盤も痛んでおらず、こういうのは得した気分になるよね。 黄色いホーンシステムに使用しているSALのES70の不調、1台はボリューム不良、もう1台は雑音がのる状態。 修理を依頼しようとしたら、先に見積りをしますとのこと。 いくらだと思う? このアンプは1台1万8千円程度です。 販売元のプロフューズ(ショーリンクス)の見積書に記載されていた修理代金はそれぞれ3万3千円。 税込み合計6万9300円。 なんですか、これ? う~ん、新しいアンプを探さないと。 安物買いの銭失いでした。 そうだ、ES70の生きている基板を活かすニコイチ作戦はどうだろう。 それとも、ピアノシステムの1808-8SPSに使用しているペンキ塗装の1台をドナーにするサンコニコ?作戦もいいかもしれない。 などと考えていると… ちょっと手が当たった拍子にWE308Lのインサイドフォースキャンセラーの糸が切れてしまいました。 修理の日々が続きそうです。 サンコニコ作戦を決行! 3台とも壊れてしまいましたとさ。 久しぶりの授業料納付。 う~む。 .
試作品作りは飽きたなんて書いたけど、まだまだやることがいっぱいあります。
その1つが、レコード盤上をリニアシャフトが横切るぐらいアーム長を短くするとどうなるのか、です。 ![]() PE200をカートリッジ側にずらせば、簡単にアーム長を短くできます。 パイプ長は200mmのまま。 しかし、PE200の下端部が下方に出っ張っているため、この下端部がレコード面に接触してしまいます。 そこで、長めのボルトとナットを使用し、カートリッジをシェルから離間して固定。 これで、PE200の下端とレコード面との間に約5mm程度の隙間を確保することができました。 ![]() ヤジロベエのようなプロポーションになったため、カウンターウェイトを1つ減らすことができました。 このため、アーム全体の重量(70.9g)は約14g減少しました。 指先に感じるアームの動作が確実に軽くなりました。 ![]() 上の画像はアルミパイプ長が200mmのもの。 下の画像はアルミパイプ長を150mmとした新型。 全体の重量は55gと最軽量。 ![]() リード線はパイプ後端から取り出し、また、パイプ後端部に穴を開け、その穴に絡げた銅線にアース線を半田付けしてあります。 黄色いヘッドシェルが重そうに見えますが、指掛け込みの重量はたったの6gしかありません。 マグネシウムの比重はアルミニウムより小さく、6gのアルミニウムではこれだけの構造物を構成することは当然不可能です。 実際にやってみると分かるのですが、シェルのような小さなアルミ片でも3g、4g(1円玉は1g)という重量になってしまいます。 そして、指掛けやこのアルミ片を取り付けるためのボルトナットが加わると、6gに収めることは無理です。 ![]() カウンターウェイトは、アルミ製のパイジョンよりもステンレス製のシャフトカラーの方が安価でコンパクト。 また、シャフトカラーには様々な種類があり、好みのデザインが選べます。 ![]() このショートタイプのアームはトラッキング性能が向上しているような気がします。 では、今までの長いタイプと比べて音の違いは? う~む、よく分からない。 接続している白ホーンシステムのDCX2496の設定をどんどん変更しているから。 入力がアナログかデジタルか、ということも記憶させることができるため、アナログ用として新たな設定を探っているためです。 このショートアームは、リニアブッシュを用いたパッシブ型リニアトラッキングアームのベテランでないとお勧めできません。 (って、そんなヒト、いるの?) というのは、リニアシャフトにミシンオイル等を塗布してリニアブッシュのベアリングに浸透させようとする場合、オイルがレコード盤上に滴り落ちる可能性がある。 それに、取り扱いが荒いと、レコードとアーム、リニアシャフトが接触し、これはろくなことになりません。 このショートアーム、最初は不恰好だなぁと思っていたのですが、コンパクトでユーモラスなデザイン。 カートリッジが下方に変位して取り付けられているため、なんとなく獰猛な雰囲気もあります。 気に入りました。 このまましばらく様子を見ることにします。 なお、このアーム長のショート化はヨハネスさんの提案によるものでした。 ヨハネスさん、うまくいったよ。 ありがとう! なお、最初の部分のブチブチした音はレコードのキズです。 ヨハネスさんからのもう1つの提案。 ヨ「おい、キットにして売り出せよ。」 お「そりゃ、キット売れないね。」 パッシブ型リニアトラッキングアーム、作ってみる前は、音が左右の何れかにかたよるのでは?という不安がありました。 アームが移動する際、針先が音溝の左右の壁の何れかに押し付けられる… しかし、これは普通のスイングタイプのアームでも同じこと。 やはりアームがスイングする際、針先が音溝の左右の壁の何れかに押し付けられる。 で、パッシブ型リニアトラッキングアーム、やってみると音がかたよるなんてことはありませんでした。 逆に、アンチスケーティングとかインサイドフォースキャンセラーと呼ばれる機構を搭載していない通常のスイングタイプのアームの方が、よっぽど音がかたよるような気がしてくる。 でも、実際に聴いてみると、そうじゃないでしょう? インサイドフォースキャンセラーを所定値以上に極端にかけてゆくと、確かに音はかたよる。 一方、インサイドフォースキャンセラーを外した場合、これは問題がないように思う。 やっぱり、オーディオはやってみないと分からないことが多いですよね。 YouTubeにはインサイトという機能があり、どこの国の人が見ているのかを知ることができます。 Mr.Sound Only謹製のリニアトラッキングアームの動画を見て頂いた方々は… 米国のニューヨーク州、コネチカット州、メリーランド州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州、イリノイ州、アリゾナ州、テキサス州、カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州、ノースカロライナ州、ハワイ州、日本、台湾、韓国、タイ、インドネシア、インド、マレーシア、オーストラリア、ポルトガル、ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、アイルランド、ポーランド、クロアチア、スロベニア、ロシア、ギリシャ、ブルガリア、スウェーデン、オランダ、デンマーク、クウェート、イスラエル、ブラジル、アルゼンチンの方々です。 なんだかとてもうれしいです! ありがちなデザインだけど、こんなの作れたらいいなぁ… ![]() LM4Lアームの長期テスト(じっくり使ってみたい)をします。 しばらくお休みします。 .
5mm径リニアシャフトとLM5Lの組み合わせは、AT-DS3/G YLというカートリッジを使用する限り、満足できるものでした。
というのは、AT-DS3/G YLの推奨針圧である3.5gで使用していたためです。 テスト用の45回転LP(傷だらけで針飛びしやすい)では、これを3g未満にしてゆくと、同じ音溝を繰り返してトレースするミストラッキングが徐々に増えてしまいます。 ![]() そこで軽量化することにしました。 上の画像の左側は、LM5Lと10mm径アルミパイプ(長さ250mm)とPF200の組み合わせ。 この状態で計測すると39.4g。 右側が新型。 直径4mmのリニアシャフト用のLM4Lと8mm径アルミパイプ(長さ200mm)とPE200との組み合わせ。 この状態で約10g軽い29.6gです。 なお、カウンターウェイト、ヘッドシェル、カートリッジを加えたフル装備状態では70.9g。 実は軽針圧に対応する必要はないと考えています。 主力のCDでは得られないような音をレコードに求めたい。 それには元気な音の印象があるDJ用のカートリッジがいいのではないかと。 種類が豊富でしかも安価。 DJ用は重めの針圧、さらに内周側が不得意な丸針のものが多い。 これにリニアブッシュのリニアトラッキングアームを組み合わせるのは、相性が良い?ような気がします。 ![]() 右側の4mm径リニアシャフトの右端には、セットカラーを3つ取付けました。 このカラーの外径は12mm、そしてこれを取付けるパイジョンの穴径は13mm。 ぴったりの外径になるようにアルミテープをカラーに巻きました ![]() 左が5mm径用のLM5L、右が4mm径用のLM4Lです。 LM4Lは重さが4gであり、LM5Lの半分の重さです。 ![]() LM4Lのアームを取付けてみると、なんか変。 3.5gの針圧なのに、ミストラッキングが生じます。 LM4Lの滑り具合はLM5Lと同じような感じなのに… いろいろ調べてみると、どうやらリニアシャフトが水平ではなく、レコードの内周側に向かって上り坂になるような感じで微妙に傾斜していました。 セットカラーに巻いたアルミテープの巻き方が良くなかったようです。 水平になるように調整すると、3.5gの針圧では全くミストラッキングを生じなくなりました。 しばらく慣らし運転をした後、傷だらけの45回転LPで3g、2.5gと針圧を減らし、軽針圧に対応できるかどうか試してみようと思います。 なお、慣らし運転中でも普通の33回転LPなら針圧が2.5gでもミストラッキングしません。 2.0gまで落とすと時々ミストラッキングを起こすし、かすれたような音になるときがあります。 AT-DS3/G YLの針圧値は2.5~4.0g(3.5g標準)とされているので現状では十分な性能かもしれません。 やはり軽量化は確実に効果があ~る、です。 カートリッジの候補。 白黒ばっかり・・・ ![]() OrtofonのOM Electro。 "ダンスミュージックには欠かせない「中低域の音の太さ」をより強調し、パワフルながらも切れがあり弾むサウンド"との紹介文が気になります。 出力電圧7.5mV チャンネルセバーレーション:25dB(@1kHz) 周波数特性:20~22,000Hz 適性負荷インピーダンス:47kΩ スライタス:円錐 適性針圧:4g 自重:5g ![]() Stantonの680E.V3も良さそう。 紹介文には"ダンス・ミュージックに最高のムービング・アイアン・カートリッジ、クリアでステレオ再生能力に優れる4コイルのムービング・アイアン、新しいインダストリアル・デザイン"とあります。 これは楕円針です。 針先 0.3x0.7 mil 楕円 スーパー・ハイ・ポリッシュ 針圧 2 ~ 5g 再生周波数帯域 20 Hz ~ 18 kHz 出力 @ 1kHz 3.9mV チャンネル・バランス @ 1kHz 2dB以内 チャンネル・セパレーション @ 1kHz 30dB 直流抵抗 1300Ω トラッキング性能 80μ @ 3 g 推奨負荷抵抗、容量 47k Ω、275 pF インダクタンス 930 mH カートリッジ重量 6.3 g 交換針 N 680 E ![]() ShureではM44-7。 DJ用に重針圧に対応したタイプ。 これでクラシックを聴くとどんな具合なのか興味があります。 Tone Arm Mount: Standard 1/2 inch Cartridge Type: Moving Magnet Output Voltage: Typical at 1 kHz 9.5 mV RMS at 5 cm/sec peak velocity Recommended Load: 47 kilohms in parallel with 450pf Tracking Force: Effective at stylus tip Range: 1.5 to 3 grams Stylus Cantilever: Shure Type S Heat-treated aluminum alloy / tubular 1.6 mil wall thickness / 34.5 mil diameter Diamond Stylus Tip: Polished natural gemstone: Spherical Radius: 0.7 mil Frequency Response: Essentially flat from 20 to 20,000 Hz Stereo Channel Balance: Within 2 dB Channel Separation: Typical at 1 kHz: 20 dB Net Weight: 6.7 grams Height: 15.9 mm サウンドハウスだと、Ortofonが7600円、Stantonが5980円、Shureが4350円。 Ortofonが高いけど、これは換え針付きだそうです。 DJ用は沢山の種類があるのに対して、オーディオ用の重針圧の安いのは? オーオタ雑誌を読まないので全然知らないんだなぁ~☆ LM4Lのアームは上出来。 おそらくこのまま。 試作品作りもあきたしね。 そろそろ最終目的、オリジナルプレーヤーのDIYに突入か? ダブルアーム案。 内側のアームをリニアシャフト端側で跳ね上げた状態で保持する仕掛けを作ればいいよね。 こんなふうにあれこれ考えている時間が好きだから、とりかかるのは先延ばしにしよう。 ![]() シングルアームだと拍子抜けするほどコンパクトでシンプル。 カートリッジを交換するだけならダブルアームの必要性はないだろうなぁ… ターンテーブル(PL-30L)がたいしたことないからこれでもいいか。 でも、このターンテーブルに不満はないよ。 GT-2000の長岡評には「以前、KP-800、QL-Y55Fのターンテーブルを33回転で回しておいて、電源を切ってから何秒で止まるかテストしたことがある。KP-800が16秒、QL-Y55Fが18秒だった。本機ではなんと53秒かかった。慣性モーメントの大きさがわかる。」なんて書いてある。 そこでPL-30L+ステンレス板1枚で計測してみたら50秒。 なんだ、GT-2000と似たようなものなのね、という訳で見直しちゃった。 ![]() 左側のアームが使いにくそう。 ![]() PL-30Lのフォノモーター部 モーター クォーツPLL DCサーボ・ホールモーター 駆動方式 ダイレクトドライブ 軸受構造 SH・ローター方式 ターンテーブル直径 31cm ターンテーブル慣性質量 330kg-cm2(ターンテーブルシート含む) 回転数 33 1/3、45rpm 回転数切換え ショートストロークスイッチによる電子式 回転ムラ 0.012%以下(PL-30L、WRMS/FG直読法) 0.013%以下(PL-30、WRMS/FG直読法) 0.023%以下(WRMS/JIS) S/N 78dB以上(DIN-B) 63dB以上(JIS) 負荷変動 0%(針圧200g以内) 起動特性 1/3回転以内 起動トルク 1.3kg-cm 速度検出方式 全周積分方式FG 回転数偏差 0.002%以下 ドリフト 時間ドリフト:0.00008%/h 温度ドリフト:0.00003%/℃ ブレーキ機構 純電子式 SH・ローター方式モーター 回転精度の限界を追及するため、モーター底部にあったローターの支点(ベアリング)をターンテーブルのすぐ下に移動させたSH・ローター方式モーターを採用しており、これによりモーターの重心と支点の位置をほぼ一致させることに成功しています。 このため、重心と支点の位置が大幅にズレていた従来構造では防げなかったモーターシャフトと軸受け間のわずかなクリアランスで起るモーターシャフト最下部を支点とする逆円錐運動を解消し、優れた回転特性を確保しています。 シャフトとスリーブの精度や強度に依存するよりも、よほど賢い解決方法ですね。 メンテナンスも至極簡単。 支点部分は、鋼球とこの鋼球の上部に位置する厚さ2mm程度のテフロン板とから構成されている。 鋼球とテフロン板の接点が支点となるため、この接点の状態を把握しやすい。 したがって、プラッターの重量を増加させた場合でも安心。 約900gのステンレス板を加えると低音に厚みがつくような気がします。 もっとも、ターンテーブルシートの材質やこのステンレス板とプラッターとの間の挟みものの有無等、ともかく音が変わります。 ![]() .
リニアブッシュのロングタイプを試してみた。
長い方がLM5L、短い方が従来使用してきたLM5。 LM5は全長15mm、重さ4g、一方LM5Lは29mm、8gと、ちょうど2倍。 ![]() LM5Lのようなロングタイプは下の断面図のように、1条のベアリング条列がLM5と同等の長さの2つのベアリング条列から構成されています。 画像が小さいのでちょっと分かりにくいね。 ![]() さらに過酷なトラッキングテストを行いました。 反ったレコードの穴を、電動ドリルに装着した円筒形のやすりでやや広げ、1.5mmほど偏心させました。 これ以上偏心させると、酷い回転ムラの音になるため、この程度の偏心量が事実上の限界です。 LM5Lは慣らし運転を開始したばかりですが、これはどうやら正解のようです。 LM5と比較すると、ギクシャクした動きがかなり少ないと思います。 また、リニアシャフトを滑らせたときの感触に精密感が感じられるようになりました。 このYouTubeの動画を見ていると、なんだか不思議な感じがします。 どうしてこんなに自在に動けるのかな? .
今回は直径5mm、長さ200mmのシャフトを交換してみました。
画像上の取付け済みのシャフトが新しいステンレスリニアシャフト。 もちろんピカールで磨き上げました。 下のが今まで使用してきたSUJ2(高炭素クロム軸受鋼) のリニアシャフト。 ![]() ステンレスリニアシャフトは硬度HRCが56以上、SUJ2のリニアシャフトは硬度HRC60以上と、鋼材の方が硬いみたい。 ステンレスリニアシャフト、SUJ2のリニアシャフトの何れも高周波焼入処理を施してあるそうです。 なお、SUJ2という鋼材はリニアブッシュのベアリングボールや外筒部分にも使用されています。 ![]() ちなみに磨き上げたアルミ丸棒をリニアシャフトの代わりに使用すると、これが全然ダメです。 不思議と滑りが悪い。 柔らかすぎるのでしょうか? THKはリニアブッシュのシャフトとして「表面硬さはHRC58(≒HV653)以上、硬化層の深さはリニアブッシュの大きさによりますが一般用として2mm前後を推奨します。」としています。 ステンレスリニアシャフトの方が硬度が低く柔らかいのですが、値段が高いので試してみた、というシロート判断。 また、THKは、リニアブッシュを使用するリニアシャフトの表面粗さについて「円滑な転がりを得るために0.40a以下に仕上げてください。」としています。 一方、SUJ2リニアシャフトもステンレスリニアシャフトも表面粗さ(μmRmax)は1.5と表示されています。 ええっと、それぞれ平均値と最大値ですよね。 どっちが粗いのかしら。 詳しくないのでよく分かりません。 ![]() ステンレスシャフトの固定には、岩田製作所のスタンダードセットカラーというのを使用してみました。 Monotaroで購入。 内径5mm、外径11mm、幅5mmというのを4つ。 製品画像ではシャフトを固定するネジが2本ありますが、これはやや大きな製品の画像であり、購入した小さなカラーのネジは1本でした。 しかし、しっかりとシャフトを固定することができます。 このパイジョンの取り付け穴は13mm径なので、厚さ1mm、直径12mmのパイプを半分に切ってやや広げて挟み込み、あとの隙間はアルミテープで調整。 割と簡単にがっちりと取り付けることができました。 それで、SUJ2リニアシャフトとステンレスリニアシャフトの音の違い… ステンレスリニアシャフトの方が音が柔らかい。 しなやかな雰囲気。 もちろんこういうのは、勘違い、だよね。 ステンレスリニアシャフト、反ったレコードでのトラッキングテスト。 動画ファイルの圧縮パラメータをいじってみた。 少し重いので、一度ダウンロードしてから再度再生するとスムーズに再生できると思います。 これとかこれなど読んでみるとパッシブ型リニアトラッキングアームはかなりの難物? でも、こういう苦労は楽しいよね。 フランス?からのアクセスがあるので、調べてみると"DIY Turntable"というタイトルで紹介されていました。 "Un liens pour fabriquer un bras tangentiel et un socle pour un moteur a entrainement direct" google翻訳するとこんな具合。 "リンクは、接線方向の腕を直接駆動モータのための基地を作ることに" マニアの世界に国境はないよね。 うれしいなぁ。 .
デジカメに動画機能があることを思い出した。
で、やってみた☆ デジカメで動画を撮る、動画ファイルの圧縮、そしてYouTubeへのアップロード、全部初めて。 苦労した割には画像が荒れててアームの動きがよく分からない… (全部再生した後、丸い再生ノブを早送りみたいに動かすと平行移動していることが分かります。) 途中で雑音が入るのはアームのせいではなく、デジカメのそばでうろうろしたため。 最後の無音溝の移動場面でわずかに"グググ"という音が聴こえます。 それにしてもデジカメの録音の音は酷いなぁ。。。 カートリッジが跳ね上がりそうなほど反っているレコード。 こういうのはちょうどいいトラッキングテスト用レコードになります。 ボコボコする音はシェルの付け根下部がレコード表面にわずかに接触している音です。 ミストラッキングをしなくなってきた。 ミストラッキングはベアリングの慣らし運転で解決できるのかも? なお、この試作アームによるミストラッキングはレコード盤を確実に傷つけます。 不思議なことに音が変になったりプチッというノイズの原因になることはまれです。 しかし、レコードの溝を光らせるように斜めから盤面を見ると、ミストラッキングを起こしたと考えられる溝部分が1cm程度の長さに渡り白くなります。 この白い傷はアームを動かしている力が想像するよりもずっと強いことを示しています。 ミストラッキングを起こすとき、アーム全体が弾かれるような動きを見せます。 ヤワなカートリッジだと、カンチレバーがへし折れるんじゃないかな。 今後の展開、どうしようかな。 LM5Lというロングタイプを試したい。 同じロングタイプのLM4Lと4mmシャフトも。 それからダメかもしれないけど10mmシャフトにもう一回挑戦してみよう。 プレーヤーはリニアトラッキングアームのみで構成された2号機の構想がぼんやり。 とりあえず初号機と同じ脚部を入手しました。 ![]() 通常のベアリングを使用したタイプ。 ガラス管を使用するのは表面の平滑性が高いから? アームパイプが黒いね。 カーボンファイバー製か? チタンやステンレスの丸棒やパイプも入手できるし、中古のゴルフクラブのカーボンシャフトのテーパードパイプを利用する方もいる。 このあたりは基礎実験でノウハウを蓄積した後の将来の楽しみだね。 このYouTubeの画像もアームの動きがよく分からない。 レコードの穴を片側に広げて、偏心したレコード盤を作成するとどうか。 ベアリングの慣らし運転用にもいいかもしれないな。 久々にHPを更新しました。 . < 前のページ次のページ >
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