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Meyer Sound Laboratories
カリフォルニア州バークレーにあるMeyer Sound Laboratories Inc.は、1979年にジョンメイヤー氏とヘレンメイヤー氏によって設立されたスピーカーシステムメーカーです。
下の画像の"The Glyph"と名付けられたホーンスピーカーシステムが発端となり現代に至っているようです。

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このMeyer Sound社は、指向性制御に積極的。
そして、その方法が非常にユニークです。
下の画像は、SB-1という超ロングスロー用のスピーカーシステム。
型番の"SB"は"Sound Beam"の頭文字であり、文字通り、超狭角指向性により遠方へ音波を放射します。
説明によると、100フィート(約30.5m)~500フィートの間隔において、距離が倍になっても音圧は3dBしか低下しないそうです。

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SB-1は、ファイバーグラス製のパラボリック(放射線状の)反射板と、この反射板に向かい合うように設置されている砲弾型の容器から構成されています。
反射板の中央には、12インチのコーン型ユニットが1個埋め込まれており、また、砲弾型の容器には、4インチコンプレッションドライバーが、これも1個収容されています。
このコンプレッションドライバーにはアスフェリカル(非球面の)ホーンが装着されており、ドライバーから放射された音波が反射板に反射されて、500Hz~15kHzのレンジで水平垂直指向性10°という狭指向性を実現します。
なお、500Hz以下の帯域は、反射板をもっと大きくしないとダメだそうです。

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コーン型ユニットは、500Hz~1kHzの範囲において、反射板の側方へ広がる望ましくない方向への不要な音波を消滅させるための相殺用の音波を放射するようです。
カセグレン式の望遠鏡を連想させる構成ですが、コーン型ユニットは修正用であり、コンプレッションドライバーからの音が飛ぶことになるので、まったく関連性はないですね。

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さらに、SB-2、SB-3Fという姉妹品があります。
SB-2(下の画像)は、28発の4インチコーン型と、2インチスロート/4インチダイアフラムのコンプレッションドライバーによる2ウェイ。
クロスは1.5kHz。
1kHz~16kHzのレンジで水平垂直指向性20°という狭指向性を実現しています。

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SB-3F(下の画像)になると、なんと448発の1インチのネオジウムトランデューサーがずらり。
コーン型とかコンプレッションドライバーという記載がなく、「トランデューサー」ですから、ドーム型なのかしら。
1km以上の射程距離があるそうです。

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SB-1、SB-2、SB-3Fの3機種の中で、興味深いのはSB-1ですね。
BS用のパラボラアンテナを利用し、似たようなシステムを作ることができそうです。
2402Hのようなじゃじゃ馬さんを、反射板の中央に向かい合わせに、あるいは、やや斜めにして反射方向を調整。
もしかしたら、新しい世界が開けるかも…
























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by kiirojbl | 2009-03-17 21:57 | Meyer Sound