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JBL 2360A (4)
2360A、MR94B、HP9040のスリット(ギャップ)がどの位置あるのか比べてみよう。

最初は2360A。
スリットの位置はスロート口から516mmの位置にある。
従って、水平指向性用のホーン長は815mm-516mm=299mmになります。

JBL 2360A (4)_c0143750_122797.jpg


次はMR94B。
スリットの位置はスロート口から327.2mmの位置にある。
そして水平指向性用のホーン長は389.9mm。

JBL 2360A (4)_c0143750_17223240.jpg


最後はHP9040。
スリットの位置は表示されていませんが、図面から計ってみるとおよそ520mmの位置にあり、これは2360Aと略同じ。
従って、水平指向性用のホーン長は808.2mm-520mm=288.2mmになります。

JBL 2360A (4)_c0143750_18313828.jpg


この3つのホーンの構成の相違が面白い。
定指向性ホーンだからと言って十把一絡げにはできない。
スリット位置の相違の他、2360Aの開口は正方形、MR94Bは横長の長方形、HP9040は縦長の長方形とずいぶん違う。

さらに、2360Aはラジアルホーンであり、他の2つはフラットフロントタイプだ。
さらに、2360Aはホーン壁面が曲面であり、MR94Bはステルス戦闘機のような平面構成。
HP9040は水平指向性用のホーンの内側がやや曲面でありその外側の部分は平面という複雑な構成。
by kiirojbl | 2011-11-16 17:23 | JBL Horn
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