JBL 5732 & 5742 (2)
JBL 5732 & 5742 (3) 2010年3月16日に発表されたJBLの新しいシネマシステム。 従来のスクリーンアレイシリーズの上位シリーズになり5000番台の型番が与えられています。 構成機種は3ウェイの5732と4ウェイの5742の2機種。 5732(上の画像)は15インチ(2226HPL)をダブルで搭載。 なお、HPLの"PL"はProtector Lessの略であり、磁気回路の磁石の周囲を覆うカバーを備えていない。 ミッドは8インチCMCDに採用されている2169H。 いわずと知れたネオジムディファレンシャルドライブの3インチ径ボイスコイルを搭載した化け物ユニット。 ハイは4インチチタンダイアフラムの2452H-SL。 2451Hの高域特性を改善し19kHzまで±3dBという特性を持つ。 クロスは250Hzと1.3kHz。 2169Hによるミッドの許容入力が700Wと強化されており、このシリーズをしてJBLがHigh Powered Screen Arraysと呼んでいる理由が分かる。 また、JBLの2226Hに対する信頼は厚く、2010年のこの新製品にも採用するほどだ。 2226Hには、他に4ΩのGタイプと16ΩタイプのJタイプがあるが、3機種ともにパラメータが厳密に一致しているところが凄い。 2226というシリーズ全体として金がかかっている。 5742(上の画像)は18インチ(2242HPL)をダブルで搭載。 この2242Hと箱の組み合わせは5749と呼ばれている。 サブウーファー用として開発されたものか。 ミッドは、2169Hを4発使用しているが、これはミッドローとミッドハイの2つのレンジに分けられている。 すなわち、下方の2発の2169Hがミッドローであり、上方の2発がミッドハイである。 ミッドローとミッドハイのクロスは550Hzと表示されているが、実際にはスタガードライブのような態様である。 下の画像は米国特許7027605号のもの。 506Lがミッドロー、504Uがミッドハイ、502Cがミッドローとミッドハイの合成特性。 このシステムの場合には、デジタルチャンネルディバイダーで制御されるため、この米国特許に掲載されているようなネットワークは搭載していないと思われる。 なお、この手のネットワークをどうしても作りたいのであれば4732に似たようなのが搭載されている。 ハイは2452H-SL。 クロスは220Hz、550Hz、1.3kHz。 この5742はサブウーファーを組み合わせるのだろうか。 もしかしたら21インチをJBLが開発中とか。 また、デジチャンの設定値を知りたい。 ミッドのスタガー風クロスのテクニックを学びたい。 上の画像、2452H-SLじゃなくて、2432Hが搭載されているような。 それにしても、またもや悩ましいミッド部の登場。 5742-M/HFのお値段が気になるなぁ。 ランシングヘリテッジから。 廃物利用というか隙間家具? 密閉の方が似合うような。 本物を半分にしなくてもDIYで作れそうだね。 21インチウーファーやMR94と組み合わせるとこんな具合。 210のホーン開口高さは150cm 、ホーン長は75cm、横幅を半分にするとホーン幅は40cmもあればいいのでサブロクで作りやすい。 米松合板ならDIY店で格安で入手できる。 おそらく1万円もかからないのでは。 奥行きが足りない場合は、ユニットのお尻とぶつからないように、背板の取り付け方や形状(磁気回路とぶつからないような逃げを作る等)を工夫すればいい。 ホーン開口高さを160cmにして、21インチのダクトスペースとのバランスをとってみた。 役割としてはミッドローなのでホーン長は短めにして奥行きをやや浅くしてもいいね。 補強は少なめにして箱鳴りを楽しみたい。 MR94のドライバーはBMSの4594NDを使用し4ウェイにしたい。 同軸ドライバーなので外観がうるさくならないし、300Hzから使える。 片目っていうのもなかなかカッコいいな。 21インチダブルにしてみた。 迫力ありそうだけど工夫がなくてつまんないな。 V字型バッフルはどうか。 う~ん。 .
by kiirojbl
| 2010-03-26 22:29
| JBL System
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